個人アプリ開発(企画・アイディア出し)

このような相談を受けることが多々あります。

どうやってアプリのアイディアを出していますか?

私は個人で10本以上アプリをリリースしていますし、今も新規で開発したいアプリが2つあります。自分なりに企画・アイディア出しをする方法が固まっているので、このフェーズでほとんど時間を使いません。

技術力があっても企画とアイディアが固まらない限りアプリ開発はスタートできません。ですので、良い企画やアイディアをいかにスピーディーに上げられるかどうかは重要なポイントです。

本記事では、私がどんな考えや手法で企画とアイディア出しを行っているかをお伝えしていきます。

考えること・考えないことを整理する

「考えること」と「考えないこと」を整理します。

ちなみに私の思考を整理した結果は以下の通りです。

・人の悩みを解決できるか
・付加価値を提供できるか
・自身のスキルアップ向上につながるか
・競合があるか、流行っているか
・マネタイズできるかどうか
・自身の経験値が伴っているかどうか
考え方に正解・不正解はありません。今の考え方をご自由にまとめてみてください。
考え方が定まっていない状態でアイディアを考えるより、考えを定めた方がアイディアが浮かびやすいです。
アイディアが思い浮かばないのであれば、この考え方を再定義してみるのも良いでしょう。

考え方を具体的に落とし込む

「考えること」と「考えないこと」を整理し終わったら、整理した内容を具体的に落とし込みます。参考例として、私が具体化した内容をお見せします。

考えること

・人の悩みを解決できるか

人の生き方は色々、悩みも色々です。

解決できていない問題が山ほどあり、その悩みがアプリによってほんの少しでも解消できれば大きな価値があると思います。

私の場合、「自分が感じた悩み」と「人が感じているであろう悩み」を考えます。

まずは「自分が感じた悩み」を例に出します。

簿記の勉強をしたが、テキストを沢山読まないと仕訳の勉強ができなかった。
仕訳カードを左右にスワイプして、間違えた時に答えを表示したら直感的に仕訳ができるようになる。正答率を記録し、苦手な問題をシャッフルして出題すれば苦手な問題も解けるようになる。「自身が感じた悩み」から簿記学習アプリを開発しました。

スピード仕訳簿記3級

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は App_Store-jp-3.png です
この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は Google_Play-jp-2.png です

続いて、「人が感じているであろう悩み」を例に出します。

OS標準のメモアプリでは、視力の低い人にとっては文字サイズが小さい。漢字の画数が多くなると読みにくい。
メモの入力画面上で文字サイズを自由に変えらるメモアプリがあったら便利。「人が感じているであろう悩み」から文字拡大メモを開発しました。

文字拡大メモ

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このようにして「自分が感じた悩み」と「人が感じているであろう悩み」を考えることでアプリのアイディアを出すことができます。

・付加価値を提供できるか

何かと何かを組み合わせることで付加価値が付きます。もちろん組み合わせれば何でも良いという訳ではありません。相性があって初めて価値が付きます。

世の中のサービスでわかりやすい例

「猫」+「カフェ」= 「猫カフェ」の誕生
私のアプリで成功した事例
「文字数カウント」+「メモアプリ」= 「文字数カウントメモ」の誕生
Twitter・大学のレポート・ブログ。これらに共通して言えることは「文字数が文章作成時の重要な要素になっている」ということです。
メモを作成しながら、「今何文字入力しているのか」または「残りの文字数まで何文字なのか」がわかれば、メモの作成が捗ります。そこに価値を感じて、文字数カウントメモを開発しました。
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・自身のスキルアップ向上につながるか

これは個人アプリ開発をする上で重要なポイントだと考えています。

長い期間をかけてアプリを作るので、その経験が今後役立つかどうかを考えた方が良いです。

アプリの人気が上がらなかったとしても、その経験が先々役立てばよいと考えています。

業務系・ゲーム系・VR系、開発言語など自分が今後力を入れていきたい分野を考え、その分野でアプリ開発をすれば良いと思います。

考えないこと

・競合があるか、流行っているか

企画やアイディアを出す段階では競合アプリについて考えません。競合アプリを意識しすぎると出てくるはずのアイディアが出てこなくなると思います。

自分が考えたアイディアを肉付けすることを第一に考えましょう。自分が作りたいものを作れば良いのです。

また、流行りについても考えません。Twitterなどではその時の流行ワードがあり、流行ワードを使えば周りからのリアクションを増やせるかもしれません。

アプリの場合は長く使われ続けないとサービスを継続できません。流行っているかどうかよりも快適さを与えられるサービスを考えた方が長く使ってもらえる可能性が高いです。

・マネタイズできるかどうか

過去に仕事がなくて困っていると悩まれていた方とこんな会話をしたことがあります。

相談者
手元に仕事がなくて困っている。時間は余っている。どうしたら良いのか?
個人のサービス作りを考えてみてはいかがですか
相談者
時間換算して採算取れますか?採算取れないなら博打ですよね

正直、アプリはリリースしてみないと売上が立つかどうかは明確にわかりません。一つ言えるのはお金を先行しすぎると、ユーザーに喜んでもらえるアプリを企画することは困難だということです。

少なくとも私は、ユーザーに喜ばるアプリを企画・開発することを最初に考えます。沢山の人に使ってもらえれば、後から結果がついてきます。

アプリと共に開発者自身も成長していくことが大切です。

・自身の経験値が伴っているかどうか

私の場合、アプリを作る上で必要な知識が備わっていない状態で、先に企画・アイディア出しを行います。

経験があるからアプリを作るのではなく、アプリを作ることで経験値がついてきます。作れないものが作れるようになればそれが自信に変わります。

いきなりアイディアを企画せず「考えること」と「考えない」ことを整理し、その思考を具体的にしていくことでアプリの企画がしやすくなります。