2019年振り返り

今年はいろんなことにトライした。そして変化の年になった。

どのように変化していったのかを振り返ってみる。

Android版アプリの新規リリース

これまでiOSアプリは会社だけでなく、個人でもリリースしてきたが個人でAndroid版アプリを開発してこなかった。

数年前、Androidアプリの保守を行った時。eclipse+javaで開発されたアプリを触ったのだが、良い印象がなくAndroidアプリ開発を避けてきた。

しかしAndroid Studio+Kotlinで開発できるようになり、技術の変化を知りたいと思い始めていたことやiOS版アプリを使ってるユーザーさんからAndroid版があったら友達に紹介したいという声が上がっていて、いつかはと考えていた。

そんな時に会社でAndroidの新規開発案件の話が出てきた。Android開発経験は殆ど無かったが、とりあえず壁を叩けばどうにかなるだろうと思い、メインで担当します。と言ってやることになった。

突然そんな事を言ったので周りは驚いていたが、あの決断は正解だった。そして今年は会社と個人の両方でAndroidアプリをリリースした。

個人のアプリは不具合があってユーザー評価が下がった時期もあったが、改善をして評価も上がり、少しづつアプリの利用者さんが増えてきた。

後発だったにもかかわらずPlayストアで「文字数カウント」と検索すると一番上にヒットするようにもなった。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は attachment_103637844.jpeg です
この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は App_Store-jp-3.png です
この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は Google_Play-jp-2.png です

また、Android版文字数カウントメモを流用して機能を変えてリリースした文字拡大メモも地道にユーザーさんが増えている。

このアプリは文字の拡大・縮小を自由にできるアプリで特に年配の方に好まれている。

一番嬉しかったレビューはこちらのレビュー。

文字拡大メモはフォントサイズを自分好みに即座に変えられる所が特徴で、それを好んで使ってるユーザーさんがいることが明確にわかって嬉しかった。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は attachment_103637844-4.jpeg です
この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は App_Store-jp-3.png です
この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は Google_Play-jp-2.png です


Flutter

今年、最もツイッターで連呼しているフレーズは間違いなくFlutterだと思う。これまでiOS・Androidアプリは全てネイティブで作ってきた。

しかし両方ネイティブで作るのは時間もかかるし、両方ともキャッチアップをするのは難しい。保守だってそう。

そこでGoogleが開発したクロスプラットフォームのFlutterに興味を持った。

学習を始めたのは5月。この時、Flutterは今ほどの盛り上がりを見せていなかった。やったことがない技術なので完成までのイメージもハッキリしていなかった。

とにかく本や動画を見たり、いろんな人のコードを見たり、プログラムの写経をしていた。

また、Flutterエンジニアの方たちの話を直接聞いたり、その人たちの発信する情報を見て、何を考えてFlutterを採用しているのかなどを追った。

Flutterを学んでいる間、これをずっと続けて仕事に役立つのか。個人アプリをFlutterで作れるようになるのかと疑問を感じた時もあった。

Flutterの事をよく理解してない状態でこのような事を外に発信したり、誰かに話しても良い事はないとわかっていたので、そういう言葉を発さず黙々とFlutterを学習した。

一緒に同じ時間を過ごした事があるメンバーは自分がFlutterと真摯に向き合っていた事を知っている。今はFlutterに魅力を感じているし、そうなった今だからこそ、そういう時期もあったんだと言える。

まずはFlutterで個人アプリ開発をスタートした。

最初はGUIなしでレイアウトを作るのは敷居が高いのではないかと考えていたが、慣れてくるとGUIなしでレイアウトを作れる素晴らしさに惹かれた。

FlutterにはGUIなしでも簡単にレイアウトを組める仕組みが用意されている。その後、会社の案件でiOS・Andorid両対応の新規アプリ開発案件の話がきた。

それまでにFlutterを学習していたこともあり、Flutterでいけるというイメージがあったので、実案件で採用した。大手航空会社さんのアプリ開発を行った。

実装を楽にする仕組みが豊富に用意されていることもそうだが、仕様変更・機能追加・不具合対応が発生した時もこれまでの開発と違って1本のプログラム修正で済んだ。

実案件で投入して凄く良かったし、納得いく物が出来上がった。あとは社内のSlackで熱量を発信し、どんどん周りもFlutterに興味を持つようになった。

今は会社のメンバーもFlutter最高と言っていて、Flutterで開発できるメンバーが4人に増えた。次の案件もFlutterだし、今後もFlutterメインで動いていくと思う。

別の会社で働いている開発仲間にも熱量を伝えて、周りの開発者もその良さに気づいてFlutterでアプリを作るようになってきている。

振り返るとAndoridアプリの開発に挑戦していなかったらクロスプラットフォーム開発の必要性をそこまで感じていなかったと思う。

そしてネイティブとFlutterを比較できるようになったことでFlutterの良さを強く感じている。

最後に

今はFlutterでのアプリ開発が凄く楽しいし、その技術を使って自分が納得するアプリを完成させたいと考えている。

長い時間、開発に取り組んでいるものの、細かい所も拘りつつ機能要件が多いアプリを開発しているので、まだまだ先は長い。でも少しづつ形になってきていて毎日楽しい。

開発中の新作アプリがリリースした後、どうなるかはわからない。Flutterの副業の話も来たりしているが今はそれらを受けることはなく、本業以外は全て個人アプリ開発にコミットしてる。

最近、エンジニア志望の方が増えている。個人としては物を作って、物作りの楽しさを発信していきたいと考えている。

まだFlutterのアプリをリリースできてないけど、リリースしてユーザーだけでなく、エンジニアにもワクワク感が少しでも伝わればと思っている。

また来年も色んな活動をします。

キャリアの最新記事8件